株式会社 岩崎書店
児童図書出版 本社:東京・文京区
◆存在理念:
本は人間にとって知的及び文化的向上をもたらすものであり、我が社が出版する児童図書は、子どもたちに健全な知識と良質な感性を与え、世の為になると信じ、そこに我が社の社会的存在意義があるとする。
1934年に日本社会の封建制と全体主義性を本により啓蒙して民主的な国にすべきとして、出版活動に入る。これは世に逆らうこと故に投獄される等幾多の障害はあったが、創業者は持ち前の「恐れを知らぬ勇敢さと徳の高い人格者」として活躍し、業界関係者、協力者を感化し事業を発展させた。
しかし、社員の中には創業者の自由と民主的扱いを逆手とる経営幹部が出て、創業者亡きあと放漫経営におちいり社業は大きく傾くようになった。
25年前この創業者の唱えた「自由」をはき違えた経営を正常化するため現会長が経営に参画することになった。初めの縁の出会いのきっかけは、現会長がロスアンゼルスで 「もっと良い会社に経営手順の本」を購入し飛行機の中で読まれて会社を新生するのはこの方法が良いとの判断し訪問してくれたことに始まる。
2度目は7年前に後継者問題を含む事業承継で、70歳を迎えた高齢者が今後陣頭指揮することの是非と次世代を担う人財を育てる支援であった。この間にもいろいろの課題が起きて紆余曲折したが「変わることは良いことだ」の精神で乗り切り、財務体質の健全化も実現した。今もこの支援は継続している。
約20年以上下降を続ける出版業界の景況は厳しいもので、その対策を立てて持ち前の企業家精神で臨んでいる。創始者は出版業界の近代化、民主化そして国として完備すべき小・中学校」の図書館の充実等の、云わば国の変革にも貢献してきたことに鑑み、今日の衰退する日本の出版業を変革させるため、業界の見本となるべく奮闘中である
又、それが次世代を担う経営者・編集者を育てる道と確信している。
新しい”しくみ”として、執行役員・執行部長制を導入して組織を活性化している。
現在、執行役員 社長室長として、3ヵ年経営計画・策定運営。組織運営(会議体)と全部門の統合バランス。人時生産性UP
株式会社 朝日ラバー
本社:さいたま市 工場・研究所:福島・西白河郡泉崎村
シリコンゴムを中心とした「車載・照明・医療・ライフサイエンス」の開発製造メーカー
ASA COLOR LED
◆社 訓:
一、個性を尊重し、特徴ある企業に高めよう
一、豊かな人間関係、生活の向上を目指し、社会に奉仕しよう
◆行動指針:
1970年の創業時は、同業社の一角を借りた仮スペースとしてスタート。その6年後は小さいながら借工場を持ちエース商材のASACOLOR LAMP CAPの開発生産(オンリーワン商材)を開始し発展の基盤を築いた。
1980年自前の工場を川口に建設(借地)。私の住まいの近くであり工場経営が得手とのことで、お手伝いすることになり、公私にわたる交流で課題解決は任され推進した。
その6年後、念願の福島県西白河郡泉崎村に工場を建設。発展の基盤を確実にした。医療用ゴム、卓球ラバー等の新商材に進出してプロダックトミックスを多角化した。研究体制も強化して産学協同にも積極的に取組んでいる。
1998年創業以来29年目でJASDAQに上場を果たし更なる発展に挑戦している。
USAに商販社。中国に工場と市場を広げているとともに、ASA COLOR LED等の新商材の開発も着々と進めている。
創業者の故伊藤氏は未来のビジョンをアリアリと描き、それに邁進し実現したのである。
現経営者もその理念を継承して新たな挑戦を続けている。
パートナーシップで結果責任を持って推進・・(1980~2000年)